あおくまのゲーム日記

ゲーム紹介とプレイ日記

Detroit Become Human

Detroit: Become Humanは、2018年5月にソニーから発売されたアクションアドベンチャーゲームゲームです。

 

映画のようなグラフィックと重厚なストーリー、没入感のあるゲームシステム、そして大量の分岐が用意されたシナリオが、世界中で高く評価されているゲームです。

 

普段はスイッチメインで遊んでいる私ですが、デトロイトはガッツリプレイしてしまいました。何周遊んでも同じルート、同じ結末にはならず、新鮮な気持ちで楽しむことが出来るので、永遠に遊べてしまいます。ある意味恐ろしいゲームです。

 

今回はDetroit: Become Humanの魅力をご紹介していきます!

 

まるで映画のようなグラフィック

 

実際の人をモデリングしていることもあって、デトロイトのグラフィックはまるで本物のよう。重厚なストーリーなども相まって、洋画の実写映画のような印象を受けます。

 

AIと人間の共存、という私たちがいずれ直面するであろう問題に焦点が置かれているということもあって、かなり没入感のあるゲームでした。

 

多くの分岐のなかから自分で選択肢を選んでいくというゲームシステムも、感情移入する要因になっていたように思います。

 

アンドロイドと人間の関係性について、具体的な説明があるわけではないのですが、ストーリーを進め、見守る中で、少しずつ世界観がわかってきます。

 

3人の主人公が今何を思い、何を考えているのかを読み解きながら、自分も主人公たちの側にいるかのような気持ちでプレイしていました。

 

自分で結末を選べる映画、という言葉だけでは言い表せないくらいの、素晴らしいゲームです。ゲームの世界に入り込みたい方には本当におすすめです!

 

3人の主人公

 

デトロイトには3人の主人公が登場します。物語は、マーカス、コナー、カーラという立場の違う3人の物語が時に並行して、 時に交わりながら進行していきます。

 

3人分それぞれのストーリーの分岐が大量に用意されているにもかかわらず、どの選択肢を選んでも会話やストーリーに違和感がないのは、本作のすごいところ。本当に完成されたゲームです。

 

3人ともすごく印象的なキャラクターなので、少しずつ紹介していきたいと思います。

 

まずはコナー。彼は警察の捜査をサポートするために製造された男性型のアンドロイドです。コナーは、人間側に立つアンドロイドとして、近年増加している変異体が起こす事件を担当、調査することになります。


コナーが人間側に立つかアンドロイド側に立つのか、その選択をするのはプレイヤーであるあなたの手に委ねられることになります。

 

警部補であるハンクと過ごすうち、コナーはアンドロイドでありながら、アンドロイドを捕まえることを命じられる自分について考え始めます。自分は何者なのかを知ること、それがコナー編の大きなテーマになっています。 

 

そしてマーカス。彼は、人間の介護、援助などを行うアンドロイドです。画家のカールの元で穏やかに暮らしていましたが、ある事件をきっかけに革命派のリーダーとしてふるまうようになります。

 

人間の優しさを知っているマーカスは、一体どのような革命を起こすのか。人類からアンドロイドの自由と人権を勝ち取るための行動が、平和的なものとなるか暴力的なものとなるかは、プレイヤーの選択に委ねられることになります。理想と現実どちらを選ぶか、それがマーカス編のテーマになっているように感じます。一緒にマーカスの絶望を味わうことで、かなり揺らぐ選択が多かったです。

 

そしてカーラ。自分が女性ということもあり、個人的に一番印象に残ったキャラクターでした。カーラは女性型アンドロイドで、料理や掃除、育児など人間の家事をサポートするためのモデルです。

 

修理から戻ってきたある日、家主でトッドが娘のアリスを虐待する場面に遭遇し、彼女を守るために変異体となり、アリスを共に家を逃げ出します。その後はアリスと共に平和に暮らせる場所を求め放浪することになります。


カーラ編では、アリスを守るために何を犠牲にするか、という選択肢が多くありました。人や物、正義や倫理など、アリスを守るためにカーラは何を捨てるのか。何かを守るために何かを犠牲にする、それがカーラ編のテーマになっているように思います。

 

変異体を調査するコナー、アンドロイドの革命を考えるマーカス、そして変異体として放浪するカーラ。序盤ではそれぞれの物語は独立していますが、最終的には3つのストーリーが交錯し、物語はクライマックスへと向かいます。それぞれに待ち受ける、大きな選択とは。どのエンドも涙なしには見られません。

 

複雑な分岐と自分だけの物語

 

デトロイトのストーリーはオープンシナリオと題されている ことから分かるように、プレイヤーの 選択次第で全く違ったシナリオが展開されます。

 

ゲーム内には 重要な決断の場面がいくつも用意され、プレイヤー自身の選んだ選択肢によって登場人物や、人間とアンドロイドの未来が大きく変化していきます。

 

シナリオやエンディングが複数存在するゲームははよくありますが、ここまで複雑な分岐が用意されていて、そしてその全てが違和感なく展開されていくゲームは他にはありません。

 

そういったゲームシステムや、洋画や海外ドラマと比較して遜色ない美しいグラフィックや演出によって、ゲーム開始直後から最後まで、没入感があるプレイを楽しめます。

 

操作ミスですら単なるペナルティではなく、ドラマを構成する要因になるなど、まさに「プレイする映画」と言えますね。

 

没入感があるからこそ展開を受け入れられないこともありましたが、プレイし終わってフローチャートを眺めた時、きっとやり直さなくてよかった、と感じるはずです。誰一人として同じ道は通らないだろうと思わせるほどの分岐の多さ、それを目にした時、あなただけの自分の物語として認識できるはずです。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。


物語がどういう結末を迎えるかは、全てプレイヤーの手に委ねられています。


自分の好きな道を選べる映画であり、没入感のあるゲームであり、心を揺さぶる物語でもあるデトロイト。この感動と興奮を、ぜひ体験して頂きたいと思います。

 

気になった方はぜひプレイしてみてくださいね。